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山寺年尾句碑奥の細道(立石寺):詳細 |
-円仁さんは、山寺を(立石寺) を開いた偉いお坊さんです。
天台宗第三代座主(主席)で、わが国の仏教を大いに盛んにしました。
東北地方の有名なお寺には円仁さんの開基と伝えられるものが多く、
この山寺のほかに、松島の端厳寺、平泉の中尊寺、福島県の霊山寺
などがあります。 |
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立石寺本堂:付近写真 |
-国指定重要文化財となっている根本中堂
延文元年(1356年)、初代山形城主・斯波兼頼(しばかねより)が
再建する。本堂内には、自覚大師作と伝ええる木造薬師如来像が
安置されいる。
伝教大師が中国から比叡山に移した法灯を立石寺に分けたものを、
絶やすことなく法灯を守り続けている。 |
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松尾 芭蕉碑
閑さや岩にしみ入る蝉の声
−芭蕉−
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山門 |
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開山堂などへの入山口で大仏殿のある奥の院までの石段は長
くて辛い1000余段の階段。
途中には、嘉永元年(1848年)に再建された欅材の優美な仁王
門で、左右に安置され邪心を持つ人は登ってはいけないと、睨み
付けています。 |
●山寺に挑戦!! |
盆の14日、3ヶ月ぶりの山寺へ行って見る事にした。車中天気が良くないのが気になったが、外は意外と蒸し暑かった。山寺名物の円仁さん饅頭と抹茶セットのあるお土産屋は、後にして階段を登り出した。お盆での帰省客と観光客とでかなりの人手があった。自分の足が思いのほか重く、汗が噴出し下着もだんだん肌にこびりついてきた。中にはペットの犬を連れて一緒に登る人もいた。若いグループ、家族連れが多かったが、私よりず〜と年配の人もいた。私の疲れがだんだんピークに達していくのに対して年配の人が慣れた様子で、マイペースで階段を登る姿を見て普段の自分の運動不足をしみじみ感じてしまった。階段を登る度汗が顔からポタポタ落ちた。それでも少し木陰に入ると風の冷たさが違った。心地よい風が吹いて来て疲れた体を通り過ぎ多少の元気を取り戻す事が出来た。二度ほど休み無事登り奥の院へ辿り着いたという感じだった。時間がかった分登りきった時の満足感は充分にあった。久しぶりの汗は、とても小気味良く一休みした後は、体が軽くなった気がした。下から比べると奥の院あたりは気温が違うのかなと思えるほど、気持ち良い風が吹き、途中の空気も緑の臭いがして新鮮な空気なのかなと思い、思わず深呼吸してしまった。横道にへそれて磐司祠へ行ってみた。地面は少しぬかるみ、日はまったくささずまるっきり空気が違っていた。多少上に目をやると獣道のような細い道があった「ここから先は修行僧の為の道で一般人立ち入り禁止」という感じの立て札があり通行禁止になっていた。緑の生い茂る中にその道は消えていた。ここはただの観光地だけでなく修行が行われているんだと思い、一線を引かれた気がした。そして神聖な気もした。帰りの道は、膝がガクガク震え下半身が重苦しかったが、気持ち良かった事は言うまでもない。お土産の円仁さん饅頭も買ったし、抹茶セットも味わった。そして借りた杖も忘れずに返した。いらないと思った杖がホント役に立ってしまった・・・家から少し車を走らせれば普段の自分の世界と違う環境へ踏み出す事が出来ると痛感した一日になった。
K2
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